チキンラーメンがトラウマになってしまった父。

以前からですが、食事の時、父がテーブルのきわに汁物の器を置くので母が注意していました。

ですが、父は「わしはそんなヘマはせん!」と知らん顔。

そしてつい先日。私が夜のバイトを終え帰宅したら居間の敷物が変わっていたんです。

ははーん、何かあったな…と、私は思いました。

父の夕食は、おかずをつまみながら酒を飲むスタイルなんですが、最後の〆にラーメンやうどんを食べるのが習慣で、一袋(一食分)は父にとっては量が多いらしく、麺自体に味が付いているチキンラーメンなら半分に割れるからと好んで食べていました。

いつものように、ラーメン鉢をテーブルの際に置いた父。左手にはラーメン、右手にはもちろん箸。食べ始めた時、たまたま母が「リモコン取って」と言ったそうです。

箸を握ったままリモコンへ手を伸ばした時、箸が鉢に引っかかり、『ペンッ』と弾いて麺が宙を舞って部屋中に散らばる瞬間を見た母の耳には、

「アッツ!!!!」と、父の悲鳴。

「熱い熱い!!」と騒ぐ父の太ももにはラーメンの汁が全部こぼれていました。

食べ始めて間がないラーメンは熱湯状態。風呂場で水をかけながらズボンを脱いだそうですが、時すでに遅し。父の太ももは真っ赤っか。氷で冷やしながら、母は夏場だし化膿してきたら怖いと思い、病院に行こうと言ったそうですが、

「アロエ貼っといたら大丈夫や!」「お前がリモコン取れって言うから…」

父がグチグチ言い始めたので、母は放置することに。しかし半時間もしないうちに、

「皮剥けてきてピリピリする」

「痛い」と、言い出したので、結局近くに住む姉に頼み病院へ。

太ももには水ぶくれがいくつもできていて、内ももは真っ赤っか。でも火傷の程度は軽度でした。

リンデロン軟膏をもらって帰宅すると、今度は風呂に入ると言い出したので母が「やめときなよ」と忠告したそうですが、父はそれを振り切って入浴。

浴室では、痛みに悶える父がいたそうです。結局、水浴びで入浴終了。

大事に至らなかったので、我が家では笑い話の種になってますが、「人の言うことをきかんから、罰が当たったんや!」と母は嬉しそうでした。

そしてそれから数日経ちますが、父はラーメンを食べなくなりました。

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